【間違った暴食?】ダイエット中のチートデイで胃もたれ・嘔吐!チートデイの正しいやり方を解説【失敗談あり】

ダイエット

ダイエットでの食事制限は大原則ですよね。
ダイエットを始めたての頃は 厳しい食事制限をやりがちで、急に食欲をセーブした結果 ストレスが溜まって、暴食に走ってしまうことも…。

そんな時、「週に1度、チートデイを設けて好きなだけ食べよう!」と設定する方も多いのではないでしょうか?

チートデイは確かにダイエットに有効な手段ではありますが、間違った理解でダイエットに取り入れると、胃もたれや嘔吐・下痢などのように 体調を崩したり、ダイエットのはずが 逆に体重が増えたり、と悪影響をもたらします。

私 モル子も、チートデイという言葉とざっくりした理解で「週に1, 2回なら大食いしてもいいんだ?」と間違った暴食をし、つらい思いをした経験があります。

今回は、チートデイの本来の目的、正しいチートデイのやり方・気を付けることを解説します。
チートデイなら何でも好き放題食べていいんだ!と思いがちですが、健康的にダイエットするために、正しい知識を身につけましょう。ぜひ参考にしてみてください。

チートデイとは?

チートデイとは、食事制限により摂取カロリーを控えるダイエットの中で、一時的に食事制限を解除し、摂取カロリーを増やす日のことをいいます。

モルモット
モルモット

「チート(cheat)」は、
「騙す」という意味!

チートデイは、一時的に摂取カロリーを稼いで 身体を騙すことにより、ダイエット効果をアップするために有効な手段です。

チートデイの目的・効果

UnsplashSander Dalhuisenが撮影した写真

チートデイの本当の目的

「チートデイは、ダイエット中のストレスを解消するための休息日!」
と思っている方はいませんか?もちろんストレス解消の効果もありますが、一番の目的は別にあります。
 
チートデイの目的、それはズバリ「停滞期を切り抜けること」です。

モルモット
モルモット

停滞期?なんだそれ!

停滞期とは

ダイエットで食事制限をすると、消費カロリーより摂取カロリーが少なることで、体重が減少します。
 
しかし、長期間 摂取カロリーが少ない状態に慣れてくると、私たちの身体は 飢餓状態になった!と勘違いをしてしまうのです。

そのため、少ない摂取カロリー(エネルギー)でも生きられるように、基礎代謝量を落とし、身体からカロリー(エネルギー)が消費されないように温存しようとします。
その結果、痩せづらい身体に変化し、体重減少が停滞してしまいます。

  • 食事制限による少ない摂取カロリーに身体が慣れる。
     
  • 飢餓状態になった!と勘違いする。
     
  • 飢餓だから、少ないエネルギーで効率よく生きるため、基礎代謝量を落とす=消費カロリーを減らして、エネルギーを温存しようとする。
     
  • 以前よりも消費カロリーが少なく、痩せづらい身体に変化。
    以前と同じ摂取カロリーでは痩せなくなる。

チートデイの効果

チートデイでは、普段 食事制限で控えている摂取カロリー以上に食事を摂り、一時的に摂取カロリーを増やします。
すると「飢餓状態になっていない!」と身体を騙すことができ、停滞期を切り抜けるきっかけとなります。

さらにチートデイには こんな効果もあります。

  • 基礎代謝の低下防止
    これは 停滞期解消の仕組みとしても書きましたが、ダイエットは基礎代謝をキープして、痩せやすい身体を維持することが大事です。
    「食事は変えてないのに 最近痩せにくいかも…」と感じたら、チートデイを設ける合図ですね。
     
  • 栄養素の補給
    食事制限をしていると、栄養バランスが偏ることが多いです。
    食物繊維が不足して便秘になったり、ビタミンが不足して肌荒れがおきたり…。
    免疫力が落ちると体調不良の原因にもなります。
    食事制限中にどうしても不足しやすい栄養素があれば、チートデイを利用して補うといいですね。
     
  • ストレス解消
    「たまには好きな〇〇食べたいなぁ」「外食して気にせず食べたい」「友達との食事に行きたい」と思っても、ダイエット中は我慢しがちです。
    気付かないうちにストレスは溜まっているので、チートデイには息抜きがてら、普段食べるのを躊躇してしまうものを食べましょう。
    気持ちがリフレッシュし、「また次のチートデイまで頑張るぞ!」とモチベーションも上がると思います。

チートデイのやり方

Image by -Rita-👩‍🍳 und 📷 mit ❤ from Pixabay
  • チートデイを取り入れるタイミング
     
    チートデイは、ダイエット中に 体重の停滞を感じたときに取り入れましょう。
    2週間程度 体重(体脂肪率)が変わらないいつもより低い体温が続く場合は、基礎代謝が落ちているかもしれません合図です。
     
    気を付けたいことは、男性なら体脂肪率25%、女性なら体脂肪率35%を切ってから チートデイを取り入れるようにしましょう。
     
    私たちの身体が 飢餓状態になったと勘違いするのは、ある程度の体脂肪率まで落ちたあとです。
    まだ身体が飢餓を感じていないのにチートデイをしても、身体を騙すことにはならず、ただ摂取カロリーが増えた状態なので 体重増加を助けるだけです。注意しましょう。
     
     
  • チートデイの頻度
     
    頻度は週に1回がオススメ。
    まず1回チートデイをやってみて、その後 食事制限をしながら体重の変化を見守ってみてください。
     
    様子を見ながら、2週間に1回、1ヶ月に1回と間隔をあけていき、チートデイのペースを調整していきましょう。
     
     
  • チートデイに食べるもの

    チートデイには、原則 自分の好きなもの、食べたいものを食べてOKです。
     
    特に、糖質は身体のエネルギーの源なので、積極的に摂取することで 「飢餓状態ではない!」と身体を騙すことができます。

    ただし、普段ダイエット中に食べられない美味しいもの=ケーキや菓子パン・揚げ物 などは、脂質を多く含んでいます。
    糖質を十分とっている状態で これらを大量に食べ過ぎると、脂質はエネルギーとして使われず 体脂肪として蓄えられてしまいます。

    チートデイは 摂取カロリーを増やすため、一時的に体重が増えるのですが、体脂肪を蓄えてしまうと その後の食事制限で体重を落とすのに苦労します。
    脂質は食べ過ぎないように注意しましょう。

    チートデイには 栄養補給の効果もあると書きました。
    炭水化物・タンパク質・脂質・ビタミン・ミネラルなど、栄養バランスを整えることも重要です。

    〈オススメの食べ物〉
     
    パン
    糖質が豊富。脂質の多い菓子パンは控えめに。
    麺類
    糖質が豊富。スープは脂質が多いので、飲み干さない方がいい。
    お寿司・海鮮丼
    糖質とタンパク質が豊富。脂質も少ない。
    焼肉
    タンパク質が豊富。牛肉は適度な脂質がとれる。
    (脂身より、赤身のお肉やレバーが最適)
    フルーツ
    ビタミン・ミネラル・食物繊維が豊富。
    和菓子
    同じ甘いものでも、洋菓子より脂質が少ない。
     
     
  • チートデイの摂取カロリー目安
     
    チートデイの摂取カロリーの目安は「体重 × 40kcal」程度です。
    体重60kgなら、60 × 40 = 2400kcalです。

    目安はありますが、満腹を超えてまで、無理に食べる必要はありません。
    「絶対に限界まで食べるぞ…!」と思ってヤケ食いするのはやめましょう。
     
     
  • チートデイ当日は運動を控える
     
    チートデイで食事を多くとった日は、運動は控えて休息日にしましょう。

    チートデイは摂取カロリーを多く摂るのが目的なので、その日は運動で消費カロリーを稼ぐ必要はありません。
    また、たくさん食べてそのまま運動すると 心臓や身体に負担がかかります。しっかり身体を休めることに集中しましょう。
     
     
  • チートデイの翌日の過ごし方

    チートデイの翌日以降は、また食事制限を再開しましょう。
    チートデイで食べた分、一時的に体重が増えますが 焦らず、もとのダイエット生活を続けることで、停滞期を切り抜けることができます。

    体重が増えたからといって、翌日断食するのはやめましょう。
    身体が飢餓状態だと思ってしまい、チートデイの意味がなくなってしまいます。

【失敗談】間違ったチートデイで体調を崩した話

Image by Robin Higgins from Pixabay

冒頭のとおり、私は チートデイについてざっくりした理解で「週に1, 2回 好きなものをたくさん食べよう!!」と間違ったやり方を取り入れたことがあります。
欲望のままにチートデイを利用していました。

結果どうなったかというと、チートデイ当日の夜中、嘔吐・下痢に苦しめられ トイレでもがき苦しむことに…。

具体的に食べたものが 次のものです。

まず、朝はヨーグルトとパン3つ。
昼は軽めに、グリルチキン。
おやつ(間食)に、チキンラーメン、納豆ごはん、チーズ…。
そして、夜は特大コロッケを3つ……。

ラーメンはスープまで飲み干しました。そのほか、バターやチーズ、揚げ物。
3800kcalなんて食べ過ぎですし、明らかな脂質の摂りすぎです。
 
夜中、ふと目が覚めると胃もたれと吐き気を感じ、トイレに直行。嘔吐と下痢の両方に苦しめられ、眠れない日を過ごしました。
普段の食事制限ではありえない量の脂質を詰め込んだので、身体もビックリしたことでしょう。

この経験から、「チートデイでも好き放題しすぎると痛い目をみる」ことを学びました。

今 現在もダイエットをしていますが、私はまだ停滞期を感じておらず、意図的にチートデイを設ける機会はありません。(チートデイ関係なく食べ過ぎることはありますが…)

あの苦しんだ日のような暴食をしないため、普段の食事制限では、カロリー管理をした上でちょこちょこ和菓子を食べたり、パンを食べたりして、食欲が爆発しないよう努めています。

まとめ

今回は、チートデイの本来の目的、正しいチートデイのやり方・気を付けることについて解説しました。

チートデイを魔法の言葉としてとらえると、私のように体調を崩したり、逆に体重が増えたり、痛い目を見てしまうかもしれません。
「チートデイは停滞期を打破するためのもの!」と考えを改め、好きなものを食べるにしても 脂質を摂りすぎない、栄養バランスに気を付けることに意識しましょう。

「停滞期はきていないけど、たくさん美味しいものを食べたい」とイライラしたり、我慢できないほどの食欲を感じている場合、普段の食事制限が厳しすぎる可能性もあります。
 
食事制限中でも、ストレスを溜めないことが大事です。
カロリーを確認しながら、軽めのおやつを食べるなどして 息抜きしながらダイエットしましょう。

ぜひ、上手にチートデイを活用してダイエットを成功させましょう!

コメント

タイトルとURLをコピーしました